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【初心者必見】胃カメラで使用される薬12個を目的別にまとめてみた

【初心者必見】胃カメラで使用される薬12個を目的別にまとめてみた

 

胃カメラ検査に使用する薬剤を知りたい人

胃カメラでよく使われる薬が知りたい内視鏡初心者
最近内視鏡業務に入ったけど、全然「薬」がわからないな。聞き慣れない「薬」ばっかりでちんぷんかんぷん・・・
胃カメラでよく使われる薬を教えてください。

今回は、「胃カメラでよく使われる薬」についてお話します。

この記事の内容
  • 【前処置】に使用する薬がわかる
  • 【鎮痙薬】の薬がわかる
  • 「セデーション」で使用される【鎮静薬】【鎮痛薬】【拮抗薬】がわかる

内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)を安全かつ正確に行うためには、いくつかの薬剤が使用されます。
病棟などで使われるものもありますが、一部にはあまり聞き慣れない薬も使用するため、初めて入る内視鏡初心者の方は、覚えるのが大変だったりします。

特に生理検査技師や臨床工学技士なんかは薬剤を1から覚える必要があるので、頭がちんぷんかんぷんになりやすい分野なんですよね。
自分もそうでした・・・笑

今回は、現役内視鏡技士の自分が胃カメラによく使用される薬剤を”目的”と照らし合わせて紹介していきます。

【前処置薬】胃カメラを始める前に必要な薬

前処置薬の種類

  • 【咽頭麻酔薬】キシロカイン・キシロカインスプレー
  • 【粘液除去剤】炭酸水素ナトリウム・プロナーゼ
  • 【消泡剤】ジメチコン(ガスコン®

咽頭麻酔薬

【咽頭麻酔薬】・・・キシロカインゼリー(キシロカインビスカス)・キシロカインスプレー

胃カメラが咽頭を通過するときの、”オェ”という「咽頭反射」を和らげるために使用されます。

胃カメラにおいて「キシロカイン使用による咽頭の表面麻酔」は確立されており、どの施設でも必ず実施されています。 

注意点としては、「誤嚥」と「キシロカインショック」があります

麻酔が効いてくると自身の唾液を誤嚥し、むせてしまうので、麻酔をしたあとの唾液はすべて吐き出すように指導する必要があります。

キシロカインは、歯医者などでも使用されるごく一般的な麻酔薬ですが、「キシロカインショック」というのを起こす可能性があるので注意が必要です

そのため、投与前に前歴がないかどうかを確認する必要がありますし、ショックが起きた際にすぐに対応できるように、緊急カートなどを準備しておきましょう

胃カメラで一番つらいところはなにか?と聞かれると、多くの人は「”オェ”っとするのが嫌だ」といいます。
この”オェ”をいかに和らげるか?というのが、胃カメラを美味しく飲ませるコツの一つだと思います。

 キシロカインゼリー(キシロカインビスカス)の飲ませ方

キシロカインゼリー(キシロカインビスカス)の飲ませ方は、実は施設によって異なっており、おおきな違いは”咽頭にとどまらせる”かどうかだと思います。

咽頭にとどまらせる場合は、患者に上を向いてもらいシリンジなどでキシロカインゼリー(キシロカインビスカス)を喉の奥の方に注入し、数分(3分ほど)経過後に飲み込んでもらいます。

当院では誤嚥のリスクから、小さいカップに入れたキシロカインゼリー(キシロカインビスカス)を問診時と入室時の2回飲んでもらうようにしています。

 キシロカインスプレーの飲ませ方

当院では、「誤嚥力が弱い患者」「緊急症例」「患者からの希望」や「追加麻酔」の際に使用します。

施設によっては、キシロカインスプレーだけで検査を行うところもあるようですね。

スプレーする際は、患者に一瞬息を止めてもらってからスプレーすると、霧状になったキシロカインを吸い込み、むせこむリスクを減らせます。

粘液除去剤・消泡剤

【粘液除去剤】炭酸水素ナトリウム・プロナーゼ
【消泡剤】ジメチコン(ガスコン®

胃の中の粘液や泡を消すのに使用されます。

胃の中は、常に粘性の粘液が分泌されており、それが胃の表面に乗っていたり、泡立っていたりすると、表面がよく観察できません。
水だけでも洗い流すことができるのですが、こういった薬を使用すると効率的に除去できます。

通常は【検査前】に、コップ一杯の【粘液除去剤】と【消泡剤】を水で溶いたものを飲んでいただきます。
検査中は、粘液が残っている部分に対して、うすめた【消泡剤】を使用します。

 

これも使用方法は施設によって異なり、飲む量や使用する薬剤やそもそも使用しない施設もあります。

当院では「検査前の服用」を辞め、胃内洗浄の際に【粘液除去剤】と【消泡剤】を水で溶いたものを使用しています。
患者さんにマズい想いをして飲んでいただいても、結局洗うので無くしました。

検査に支障は出ていませんし、患者さんからも好評です。

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【鎮痙薬】ブチルスコポラミン・グルカゴン・l-メントール

鎮痙薬の種類
ブチルスコポラミン(ブスコパン®)・・・最もよく使用される鎮痙薬だが、禁忌疾患に注意が必要
グルカゴン(グルカゴン・ノボ®)・・・ブチルスコポラミンが使用できない場合に使用される。禁忌疾患に注意が必要
l-メントール(ミンクリア®)・・・使用上は、l-メントール過敏症にのみ注意が必要。また、胃に対してしか使用できない

【鎮痙薬】は、口腔内の唾液分泌や粘液分泌抑制と消化管蠕動運動抑制のために使用されます

消化管は「蠕動」により動いているので、観察や挿入の妨げになるため【鎮痙薬】によってこの「蠕動」を抑えて上げる必要があるんですね。

ブチルスコポラミン(ブスコパン®

上下消化管・膵胆管内視鏡などで、最も一般的に使用される【鎮痙薬】です。

検査前に「筋注」したり、セデーションなどでルートがあればそこから「静注」して投与します。

禁忌疾患として、「心疾患」「緑内障」「前立腺肥大」などが挙げられます
そのため、事前にカルテや問診で病歴を調べておく必要があります

 

また、副作用として「目の調節異常」や「口渇」「動悸」などがあります。

とくに「眼の調節異常」は車の運転などに注意が必要で、検査後は行わないように指導する必要があります

グルカゴン(グルカゴン・ノボ®

「ブチルスコポラミン(ブスコパン®)」が使用できない患者さんに使用されます。

薬価が高価な上、「ブチルスコポラミン(ブスコパン®)」が使用できない理由がないと保険が通らないそうで、金銭的な面でも使用に注意が必要です。

禁忌疾患は、「褐色細胞腫(疑いも含む)」「糖尿病」などがあります。

l-メントール(ミンクリア®

l-メントール(ミンクリア®)は、 ブチルスコポラミン・グルカゴンを使用できない患者に対して使用されます。

投与は、胃カメラ挿入後に胃前庭部周辺に20mlほど散布します。

しかし、保険上使用できるのは上部消化管のみで下部消化管では対象外ですので注意が必要です。

【鎮静薬】ジアゼパム・ミダゾラム・デクスメデトミジン

胃カメラ・大腸カメラ問わずどちらも苦痛を伴う検査なので、可能な限り苦痛を和らげるために患者を鎮静下におき検査をすることがあります。(=セデーション検査)

特に「ESDなどの治療内視鏡」や「胆膵領域の治療」では、必ず使用されます。

その際に、「ジアゼパム・ミダゾラム・デクスメデトミジン」といった薬剤を使用します。

注意点としては、「呼吸抑制」や「血圧低下」などが発生しやすいため「バイタル管理」や「緊急処置具の用意」が重要になってきます。

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【鎮痛薬】ペチジン(オピスタン®

【鎮静薬】はいわゆる”眠り薬”ですので、”痛み”は感じます。

すると【鎮静薬】だけでは患者の苦痛軽減には不十分であったり、体動の原因にもなるので【鎮静薬】と合わせて【鎮静薬】が使用されることがあります

大腸カメラなどは施設によっては使用されますし、 「ESDなどの治療内視鏡」や「胆膵領域の治療」では、必ず使用されます。

胃カメラで使用されることは、少なくとも自分は聞いたことありませんね。

【拮抗薬】フルマゼニル・ナロキソン

拮抗薬

フルマゼニル(アネキセート®)・・・ベンゾジアゼピン受容体拮抗薬(ミダゾラムなど)

ナロキソン・・・合成麻薬拮抗薬(ペチジンなど)

一部の【鎮静薬】には【拮抗薬】があり、検査終了時や検査中止時に速やかに鎮静を解除する(リバース)ことが出来ます

ただし、【拮抗薬】として使用できる薬剤の組み合わせがあるので注意が必要です。
異なった組み合わせでは、効力を発揮しません。

また、【鎮静薬】と【拮抗薬】では半減期が異なり【鎮静薬】の方が長くなっています。
そのため、この「半減期」の違いから検査終了後急に再度鎮静がかかることがあります
一般的には、検査が終了しても1時間ほどは院内の「回復室」などで休んでいただき、再度鎮静がかかっていないか確認してからお帰りいただきます。

セデーションについては、別記事で詳しく解説する予定です。

さいごに

内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)で、よく使用される薬剤についてまとめてみました。

施設によって採用している薬や運用方法は異なると思いますが、参考になればと思います。

「もっと詳しく知りたい!」
「ここはどうなの?」

といったことは、コメントやツイッターで是非教えてください!

なお、本記事を参考に医療行為を行った際に発生したいかなる事象も責任を持てませんので、自身の責任のもと行ってください。

以上「【初心者必見】胃カメラで使用される薬12個を目的別にまとめてみた」でした。

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